2018年6月17日日曜日

ワコムから定時株主総会の招集通知が届きました。

皆さんおはようございます。
今度は、ワコムから定時株主総会の招集通知が届きました。
ワコムと言えば、前期は大幅に減益となったので、社長が交代するし、減配となるしで踏んだり蹴ったりで、このワコム株もすごい握力で握りしめています。
ワコムと言えば、世界で高いシェアを持つタブレットメーカーです。
普通で言えば、この高いシェアをもってすれば、黒字にするのも簡単と思うのですが、前期はどうだったのでしょうか?

ワコムから定時株主総会の招集通知が届きました。

 

ワコムから定時株主総会の招集通知が届きました。今回も議決権もあることだし、ネットで投票するだけしてみようと思います。

配当金について


2018年度の配当は@6円となりました。ワコムは例年中間配当は行わないので、年間配当も@6円となりました。私の取得価格からすると、大体1.1%の利率です。
ちなみに今期の配当性向は41.2%です。

業績について


同封されていた冊子によると、今期の業績のは売上高が約822億円と前期比15.4%と大幅に回復しました。

業績の内容は以下の4項目

・営業利益(単位:億円)
-11(前期) → 35(今期) 

・経常利益(単位:億円)
-8.7(前期) → 35(今期) 

・純利益(単位:億円)
-55(前期) → 23(2017年度)


すべての項目で、黒字に転換しましたね。

各セグメントを見ての感想


ブランド製品事業・・・

こちらはワコムブランドで販売している商品ですね。売上の主力となります。
前期に発表した「Intuos」の新商品が売り上げに貢献しました。特に新興国向けが好調だったようですね。また、「Intuos 3D」が販売され、この製品も好調だったようです。VRが盛り上がる中、こういった製品が受け入れられるのは嬉しいですね。

また、ディスプレイ製品「Wacom Cintiq」の新商品の13インチと16インチが4K対応になるなど性能が大幅にブラッシュアップして、家電量販店でも好調に売れているのがわかるくらい良かったですね。

テクノロジーソリューション事業・・・

このセグメントは、前年度、悪名高いSamsungのGalaxy Note7のバッテリー発火問題と、その後の高慢な態度から大幅に販売台数が落ち込んで、売上は大幅な赤字だったのですが、今期はGalaxy Note8の出荷が順調に推移したようです。

また、アクティブES方式デジタルペン製品がレノボや富士通だけでなく、GoogleのChromebookに採用されるなど、採用製品が大幅に増えて、売上も25.8%増えるなど、このセグメントは絶好調でしたね。

懸念すべき点もある


懸念点も見えてきました。前年度に大幅な赤字に落ち込んだ影響で、純資産が減少しています。それが今期で少し回復した感じですね。でも2年前より100億円も少ないので、こちらは冊子にも少しだけ触れられていたのですが、もう少し純資産を手厚くしないとだめなのでは?と思いましたね。これが出来ないと増配は難しいでしょうね。

また、34期に特別損失をだした新基幹システムですが、欧米のみ稼働し、アジア地域は旧システムが併存するなどちぐはぐな体制となっています。現在の所、大規模なシステム投資は予定していないと書かれているのですが、こちらもいつかは新基幹システムに移行しなければならないと思いますので、それがいつ行われるのか、減益要因となると思うので、要注目です。

ではまた!!





0 件のコメント:

コメントを投稿